昨年12月に実施した2022年度介護活動交流集会でノーリフティングケアの第一人者である下元さんのご講演を契機として、当法人は職員の健康を守り、サービスの質を高めるため、補助用具の導入について法人全体で検討が必要であるとの認識をいたしました。
今回は株式会社福祉協同サービスのご協力をいただいて、下元さんがご紹介されていた移乗リフト等の学習会を開催した模様をご紹介いたします。
こちらが今回体験した5つの移乗リフトです。
左から手動式の「ささえ手」、「レイザープロ」、「スマイル」、そして電動式の「ハグ」、「スカイリフト」。
まず、手動式の「レイザープロ」から実演していただきます。
使用者自身の能力を活かして立ち上がりをサポートします。リフトに足を乗せ、キャスターをロック。膝パッドに合わせ、グリップを握り、立ち上がります。
わずかな力でらくらく移動できます。
オプションとしてバックルで固定する補助ベルトがあります。立ち上がりを安定させ、立位保持中もサポートします。
次に、手動式の「スマイル」。スリングでつるのではなく重心移動方式で簡単です。下半身が上がり、脱衣介助も簡単です。
3つ目は手動式の「ささえ手」。こちらもスリング不要の抱き上げるリフトです。
我々も体験してみました。
こちらは電動式の「ハグ」。スリング不要。簡単リモコン操作で抱え上げます。100㎏の方でも安心して利用可能。充電式でコードがありません。
最後に、電動式の「スカイリフト」です。専用のスリングが身体状況や用途に合わせて選択できます。
今後もさらに学習会を広げ、導入への検討を重ねて、ノーリフティングケアを進めていきます。