90代、女性の患者さんが夕方食事前に、鶴を沢山折ろうとしていましたが、途中で折り方が分からなくなってしまい「お兄さん鶴の折り方教えて!教えて!」
と言われました。
しかし、私も数年近く折り紙など折っていませんし、まして鶴の折り方など全然分からないので私は「スマホで一緒に確認しながらやりましょう」と一緒にスマホで鶴の折り方を検索しおりました。ただ、検索して真似をしながら折ってもなかなか上手くいかない。患者さんもスマホを見ながら「こんな小さいのじゃ見えないよ!~」と、言いながら折り紙にどんどん折り目を付けながら折り続けること10分近く奮闘しようやく出来たのがVの字になった頭が無い鶴一個でした。
患者さんはニコニコしながら「お兄さん不器用だね~」と言って笑っていました。完成はしませんでしたが、普段忙しくあまり患者さんと介助以外で関わる事が出来ていないのでもう少しこのような関わりも増やせたらいいなと感じ、また患者さんも笑いながら折り紙を折っていたので良かったのかなと思います。
柳原リハビリテーション病院